こんばんは。NINOです。
本日の感想はライトノベルです。題名は「
なれる!SE」。SEとはシステムエンジニアのことを指します。
筆者の夏海公司さんはあとがきに書いてあった情報によると、元SEだそうで、あとがきにも書いてあるのですが、就職先に「SEはやめとけ」を本に乗せて公言しちゃう素敵な人です。
しかし、このライトノベル、うまい感じにSEの辛い所、やりがいがあると感じるところ、を表現できていると思います。
あらすじはこんなかんじ。
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就職戦争を乗り切れなかった主人公、桜坂工兵はすんでのところでとある企業から内定がでる。
半ば騙された形で就職することになった工兵は、研修もないまま、凄腕だが理不尽なSEでどう見ても10代にしか見えない少女を教育係として働く事になる。
現場を無視して仕事を受注してくる社長、ボロボロの上司、理不尽すぎる教育係。
超現実的新感覚ライトノベル!
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ってかんじでしょうか。駄文失礼しました。
しかし、筆者の夏海さんが元SEだからか、異様な程リアルです。流石にライトノベルであるので、必須要素である女の子も登場し、萌え要素(今はライトノベルには必須らしい)もあるのですが、やはり異常に現実的なライトノベルです。
キャラクターのスペックはともかくとして、出てくる単語が他のラノベ造語とは違って現実に存在する、気付かないけどどこかで聞いた事があるような言葉。現実に使われている言葉がどんどん出てくるせいでしょうか。
読んでいて、タイトルの通り、なれる!SE!とはとても思えないような作品。ですが、流石は電撃文庫というか
押さえところはちゃんと押さえていて、胸に来るものもありました。
現在SEの方だったり、ちょっとSEに興味がある人はちらっと読んでみてもいいかもしれません。
或いは、「俺の方がもっとやばいことやってるよ!」「これは言いすぎだよ」「これ読んでSEになる気が無くなりました」なんて感想を持つかもしれませんが、ラノベなのに夢がないような(失礼)小説ですが、読み終われば、もう少し頑張ろうと思わせてくれるかもしれません!
と、いうことで「なれる!SE」の感想でした。
それでは皆様、良い夜を!
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